むつ市とNTT ComらがIoT電球を用いた高齢者の見守りサービス実証事業を実施

2020年02月12日Engadget

 

青森県むつ市とNTTコミュニケーションズ、NTTレゾナントが、通信SIMを内蔵したLED電球(以下、IoT電球)を用いた「高齢者を対象とした見守りサービスに係る実証事業の連携協定」を締結しました。

2020年2月12日~6月30日の期間、むつ市在住の一人暮らしの高齢者宅(25世帯)に「goo of things でんきゅう」を提供。トイレなど毎日利用する場所に設置することで、その点灯記録をクラウドに蓄積・解析。その内容を離れて暮らす家族や行政職員のスマートフォンなどに通知します。通知タイミングは5時間連続で点灯しているなど、任意に指定が可能です。

高齢者の見守りソリューションとしては、以前からグループホームなどで、水道の流量を計測したり、人の動きを感知する生活リズムセンサーなどが利用されていますが、個人宅ではなかなか設置が難しいの実情です。

このため、最近ではIoTを活用し扉の開閉をチェックするものや、専用の見守りセンサーを設置するものなど、さまざまなものが登場してきています。ソフトバンクも2019年12月に、高齢者のスマートフォン使用履歴から安否の確認を行えるみまもりサービスを発表しています。

これらの多くが、別途WiFiやスマートフォンなどの通信環境を必要とするのに対し、goo of things でんきゅうはSIMを内蔵しているのが特徴。既存の電球と取り替えるだけで利用できます。

なお、自治体の福祉業務におけるIoT電球の活用は、日本初とのことです。また、むつ市ではこれまでも、忘れ物防止タグMAMORIOを利用した高齢者の見守りサービスを実施するなど、IoTを積極的に活用している自治体でもあります。

IoT電球の場合、単なる消し忘れや、点灯させずにトイレを利用していた場合など、イレギュラーなケースは容易に想像できますが、そういったケースの洗い出しなども実証事業の目的と考えられます。