セコムの4~12月、営業益最高 防災設備で更新需要
2020年02月06日日経新聞
セコムが6日発表した4~12月期の連結決算は、営業利益が前年同期比10%増の1022億円と同期間として過去最高だった。高層ビルなどに設置する火災報知機で更新需要があった。
売上高は5%増の7660億円だった。国内の家庭向けセキュリティー事業の契約件数は137万件と4%伸びた。高齢化や共働き世帯の増加で家に1人で居る高齢者や子供の見守り需要が増え、スマートフォンと連携するサービスが好調だった。
前年同期に税負担が減少していたことで、純利益は678億円と2%減った。
20年3月期は純利益が前期比10%減の830億円の従来予想を据え置いた。進捗率は8割を超えているが「自然災害や新型肺炎に起因する影響など様々な不確定要素があるため」としている。