日立コンシューマなど、スマホで高齢者見守り 活動センサー活用

2018年12月05日日刊工業新聞


日立コンシューマ・マーケティング(東京都港区、須藤利昭社長、03・3502・2111)と日立アプライアンス(同区、徳永俊昭社長)は、独り暮らしの高齢者の様子や変化を離れて住む家族がスマートフォンで確認できる見守りサービス「ドシテル=イメージ」を2019年4月に始める。室内での活動の様子や異変を家族に知らせるサービスは珍しいという。

ドシテルは、部屋の壁などに活動センサーを設置して生活リズムや活動量、睡眠時間などの情報を検知する。検知した情報は無線LANルーターを通じてサーバーに蓄積。家族はスマホ用アプリケーション(応用ソフト)を通じて、高齢者の様子をリアルタイムに確認できる。不在や静止状態が一定時間継続した場合などには、アプリに「24時間以上おみかけしておりません」などと異変を知らせる。

IoT(モノのインターネット)家電との連携も検討する。19年2月から関東地域に住む日立製作所グループの従業員を対象にサービスを開始し、4月から全国でサービスを提供する。初期料金や月額料金は今後詰める。