東レが独自スマートアパレルのアプリ刷新 高齢者の見守りも
2018年10月17日WWDjapan
東レは、自社で開発したスマートアパレル「ヒトエ(hitoe)」を活用した新しいアプリ「ヒトエ みまもりアプリ」のサービス提供を2019年1月から始める。
「ヒトエ」は東レがNTTと共同開発した導電性繊維を使ったウエア型の生体センサーで、心拍などのバイオリズムを高い精度で測定できる特徴がある。2016年にはクラウドサービスと組み合わせ、建築現場の作業員を対象にした「ヒトエ 作業者みまもりサービス」を提供してきたが、実証実験などを通じ、多彩なニーズがあったことから、今回は使いやすさや体調管理に重点を置いた「ヒトエ みまもりアプリ」を新たにリリースする。
同アプリの特徴は平均心拍数や瞬時心拍数、消費エネルギー、リラックス度などを測定・推定し、可視化できること。みやすさや使いやすさを重視しており、SOSボタンなども表示させることで、高齢者にも使えるように配慮されている。
企業や団体などの法人向けのサービスとしてスタートし、初年度は3000人、2年目に1万人のユーザー獲得を目指す。ウエアとウエアに取り付けるトランスミッターはそれぞれ1万円で提供し、サービス利用料は未定だが、「限りなく無料に近い形で提供したい」(東レ)という。