シールで高齢者見守り QRコードで家族へ連絡 

2018年10月05日佐賀新聞

 
 嬉野市は、認知症で徘徊(はいかい)する高齢者の見守りを強化する「見守りシール」を導入した。QRコードが印刷されたシールを読み取ると、登録した家族へ通知メールが送信される。高齢者の行方不明事案が増える中、市民が一体となった見守り体制を強化する。
 
 市によると、県内での導入は初めて。シールは横5センチ縦2センチで、服やつえ、靴などに貼り付ける。高齢者の家族が、事前に名前や身長、健康状態などの特徴を登録する。発見者がコードを読み取ると、家族と発見者のみがインターネット上で閲覧できる「どこシル伝言板」で位置や身体特徴などの情報を共有し、家族へ知らせる仕組み。
 
 事業費は15万6千円。市は、シールを一人最大50枚まで無料で配布する。1日から申請を受け付けている。
 
 市の高齢化率が32%に達する中、市福祉課は「家族のほか、施設に入所している高齢者などにも申請してもらって、安全確保につなげたい」と期待している。