「自分の声」で子どもに話しかけられる 家族をつなぐ見守りロボット

2018年07月13日朝日新聞

 
共働き家庭の場合、子どもだけで留守番をさせるなんてことはよくあること。特に夏休みになれば、そうしたケースも多くなるはず。子どもが無事に帰宅したか、寂しい思いをしていないかなど、不安が尽きない親も多いことだろう。

そんな心配を払拭(ふっしょく)してくれるのが、家にいる家族の見守りを手助けしてくれるユカイ工学のコミュニケーションロボット「BOCCO(ボッコ)」だ。家で留守番中の子どもが「BOCCO」に話しかけると、親のスマホ専用アプリにその声が届き、親はアプリに声を吹き込むことで「BOCCO」がその声を再生してくれる。返信は文字入力にも対応し、打ち込んだメッセージを「BOCCO」が読み上げてくれる。

この基本機能に「積み木型センサ」を連携させることで、機能を拡張できるのが特長だ。振動を感知する「振動センサ」、鍵の開閉を感知する「鍵センサ」、部屋の温湿度や照度を感知する「部屋センサ」、人やペットの通行を感知する「人感センサ」の四つ。これらの「センサ」は、感知するとスマホに通知してくれるので、「BOCCO」と併用することで親子の距離をより縮めることができる大きな力となる。

例えば、「振動センサ」をドアに設置すれば、仕事中にドアの振動を感知した「センサ」がスマホに通知。親は職場からアプリを使って「おかえり、冷蔵庫におやつがあるよ」と声を吹き込むと、それが「BOCCO」を通じて子どもに伝わるというわけだ。もし、会議中など手が離せないときに通知が来ても、「センサでおしゃべり」機能を使用すれば、通知を感知すると、あらかじめ設定しておいたメッセージを自動で「BOCCO」がしゃべってくれる。

さらに夏の心配のひとつである熱中症対策には「部屋センサ」が有効だ。部屋が熱中症の注意が必要な暑さとなると、部屋の温度と湿度をもとに熱中症の警戒度を割り出し、スマホに「暑いです(熱中症警戒度:中)」などと通知してくれる。親は「クーラーをつけて」「水分補給しっかりね」などと、対策を促すことができる。こうした機能は、離れて暮らす高齢の親の安否確認やコミュニケーションツールとしても心強い存在となるはずだ。

まるで家族がその場にいるかのような温かみのあるやりとりを可能にする「BOCCO」。家族の一員に加えて、より強い絆を深めてはいかがだろう。