QRコードで高齢者見守り - 服に貼るシール希望者に無料配布/来月から五條市
2018年06月10日奈良新聞
QRコードを印刷したシールを使い、道に迷った認知症のお年寄りを守ろうと、五條市は7月から「見守りあんしんシール」制度を導入する。
衣服などに貼ったシールを発見者が読み取ると、事前に登録した家族らに自動的に保護されたことが通知されるシステム。家族と発見者は氏名や連絡先などの個人情報を伏せたまま、ネットの伝言板で情報をやり取りすることもできる。
市地域包括支援センターの担当者は「発見後すぐに連絡がいくことで、家族の安心にもつながる。シールが『困っている人』のサインとして認知されることも期待したい」としている。
シールは、洗濯に強い耐洗性と、夜間でも目に付く蓄光性の2種類(いずれも縦2・4センチ、横5センチ)。希望者に計30枚セットで無償配布して、衣服や持ち物などに貼って使う。