見守り歩数計のサービス枠拡大 /神奈川

2018年06月06日毎日新聞


 平塚市は、日中に高齢者が家に一人でいる世帯に、一部通話機能のある「お話し見守り歩数計」を約70個提供する事業を始めた。昨年度までに単身世帯や高齢者だけの世帯に約220個を配布しているが、同居家族が共働きのため日中不在になる単身高齢者らにもサービスの枠を広げる。

 歩数計は、救急対応できる家族や消防などあらかじめ登録した数カ所と電話で話ができるほか、歩数計のカウントなど操作しない時間が長時間続いた場合はアラームが鳴り、応答がないと登録した関係者に連絡が届くシステム。歩数計による健康管理と高齢者の安否確認や見守りができるのが特徴。

 担当のケアマネジャーなどを通じて申請する。民間による通常利用は月額2000円弱かかるが、申請した高齢者の負担は市県民税課税世帯で月額400円で、残りは市が負担する。問い合わせは市高齢福祉課(0463・21・9622)。