新聞店が安全も届けて好評 「み・まもーる」県内1万件超え見守り
2018年05月13日中日新聞
中日新聞読者の安否確認サービス「み・まもーる」の県内での登録数が一万件を超えた。「み・まもーる」は緊急時に備えて読者から親族などの連絡先をあらかじめ登録してもらい、新聞が取り込まれていないなどの異変に気付いた場合に新聞販売店が連絡をするサービス。
昨夏には、七十代の男性宅で、新聞が取り込まれず、部屋の電灯もついたままになっているのを配達員が気づき、緊急連絡先へ知らせた。親族が室内で動けなくなっている男性を発見し、救助につながった。
登録を受け付ける販売店には、高齢者だけでなく、一人暮らしを始めた子を心配する親からの問い合わせも多い。中日新聞販売店の村瀬友総店主(64)=名古屋市天白区=は「朝夕刊の配達などで一日に何度も読者宅を訪問する。新聞販売店だからこそできる地域密着の見守りサービス」と活動を説明する。
「み・まもーる」の登録、問い合わせは最寄りの中日新聞販売店まで。
愛知、岐阜、三重各県にある中日新聞販売店は、昨年一年間に人命救助関連で五百二十二件に関わり、不審者や火事などの発見は三百三十五件に上った。