離れて暮らす親の見守り・安否確認どうしてる?
2018年05月12日OVO
明日は母の日。久しぶりに母親に連絡をしてみるという人も多いはずだ。筆者も先日、高齢の母に電話をした。しかし、しばらく不通だったので身内でちょっとした騒ぎになった。
結局、外出していただけだったので問題は無かったのだが、電話だけでなく見守り機器などの必要性を感じる機会となった。
高齢者白書によると、単身あるいは夫婦のみで暮らす高齢者は近年、増加しているとのことだが、多くの人は親の見守りや安否確認をどのようにしているのだろうか? それを知るため、OVO編集部は「離れて暮らす親の見守り・安否確認どうしてる?」という調査をしてみた。
この調査は、ジュピターテレコム(J:COM)「インタラクTV」の投票機能を使って5月に実施し、281人から回答を得た。回答のトップは「定期的に電話する」39%。可能ならば定期的に顔を出せれば良いのだが、遠距離などの場合はやはり電話に頼らざるを得ない。以下、「小まめに会うようにしている」(29%)、「親類や隣人に頼んでいる」(13%)、「メールやSNSなどを利用」(9%)、「訪問サービスを利用」(7%)、「テレビ電話を利用」(2%)、「見守り家電・機器を使用」1%と続いた。調査では「電話」「小まめに会う」「メール・SNS」「テレビ電話」など直接、見守り・安否確認をしている人が多く、「親類や隣人に頼んでいる」「訪問サービス」、「見守り家電・機器」といった他者やサービス、家電・機器の利用は全体の2割に留まった。
今回の調査では「見守り家電・機器」の利用者が最下位だったが、しかし、すぐに駆けつけることができない距離の場合、見守り家電や機器は多いに役立つだろう。特に近年はIoT(Internet of Things)が普及したおかげで、ひと昔前では考えられないほど便利になった。
IoTを使った「見守り機器」では親が使っているテレビや炊飯器など、日々の電力使用量をネット回線を通じてスマホやスマートスピーカーで確認ができるようになってきている。さらに訪問代行のサービスを提供しているものまであるので、離れて暮らしていても安心して見守ることができる。明日は母の日だから感謝の気持ちと同時に、もしも何かあった場合に備えて、対策を話し合ってみるのも良いかもしれない。