「見守り歩数計」 利用促進 平塚市 貸し出し対象を拡大
2018年05月03日タウンニュース平塚版
平塚市は2018年度から、高齢者の安否確認機能を備えた歩数計「お話し見守り歩数計」の貸し出しについて、利用対象を日中独居世帯の高齢者まで拡大する。4月25日の記者会見で発表した。
多機能歩数計は、独居高齢者の見守り強化や介護予防のため、市が13年4月から機器を貸し出す事業を開始。単身世帯と高齢者のみの世帯を対象に、16年度末現在で216人が利用している。
18年度は、家族らが仕事などで外出し、一人の状態が1日6時間、週3日以上の日中独居高齢者まで対象を拡大。従来機種より小型化し、見守り機能を改変した新機種を導入する。約70人の利用増を見込み、当初予算に667万円を計上した。
新機種の安否確認機能は、午前0時〜午後3時の間に操作がなく、歩数計も作動しないと、委託先の見守りセンターに通報、本人にアラームで安否確認する仕組み。応答がなければ、事前に登録した家族や近隣の民生委員らに通報される。
17年度は月400件以上の安否確認が作動、緊急対応の必要だったケースは2件あったという。