スマホで「子ども見守りサービス」開始
2018年05月14日毎日新聞
中部電力は14日、スマートフォンで子どもの位置情報や移動履歴を確認できる見守りサービス「どこニャン GPS BoT」の提供を開始した。同様のサービスは東京電力などもエリア限定で実施しているが、全国規模の提供は初の試み。高齢者の見守りにも活用でき、今年度は1万件の契約獲得を目指す。
NTTコミュニケーションズなどと共同で提供する。5センチ四方の専用端末(重さ46グラム)を身につけた子どもや高齢者の位置情報を、スマホのアプリを通じてリアルタイムで把握する。全地球測位システム(GPS)や携帯電話基地局の電波を活用するため、全国どこにいても確認でき、屋内や地下での位置特定も可能。1週間分の移動履歴も分かる。
人工知能(AI)が自宅や学校、塾など頻繁に訪れる場所を学習し、登下校や通塾を通知する。将来的には通学ルートから大きく外れた場合に異常を通知したり、速度から移動手段を判断したりする機能の導入を目指す。
専用端末は1台4800円(8月末まで特別価格3980円)、月額利用料480円。いずれも税抜き。