エナリスと会津ラボ、ブロックチェーンで高齢者見守り 福島・浪江町で実証

2018年01月23日日刊工業新聞

 
 エナリスと会津ラボ(福島県会津若松市)は2月、福島県浪江町でブロックチェーン(分散型台帳)と電力データを活用した「高齢者見守りサービス」の実証事業を始める。333世帯の家電から電力使用量を計測し、ブロックチェーン上に記録して遠隔地の家族や知人に知らせる。ブロックチェーンを使った電力取引を目指した実証事業の一つで、福島県の「再生可能エネルギー関連技術実証支援事業」に採択された。

ITベンチャーの会津ラボが開発した通信機能付きコンセント「スマートプラグ」が家電の電力使用量を計測する。家族や知人はスマートフォンの専用アプリで電力データを見て、高齢者が日常通りに生活しているか確認できる。