ICTを活用した見守りサービス/アート不動産
2017年12月07日R.e.port
(株)アート不動産(岩手県盛岡市、代表取締役社長:櫻井大介氏)と(株)プロフェッショナル・ネットワークス(東京都新宿区、代表取締役:島倉峰雄氏)は12月下旬より、ICTを活用した居住者の健康状態を見守る「おうちで安心」サービスの受付を開始する。
岩手県立大学社会福祉学部(小川晃子研究室)と共同開発した。同大学は、高齢者の能動的な安否確認として「おげんき発信」を開発し、2003年より岩手県内で提供。買い物や外出支援、配食サービスなどとも連携し、ICTを活用した生活支援、見守りなどの取り組みを続けてきた。これらを背景に、今回、不動産管理会社向けの見守りサービスとして、3者が連携して、新たに取り組みを開始した。
「おうちで安心」サービスは、スマートフォンの「おうちで安心アプリ」を用いる。アート不動産管理物件の入居者に、毎朝「げんき」「ふつう」「わるい」など「おげんき状態」を登録してもらい、同社社員が毎日、「おげんき状態」を確認。未登録の場合は連絡、訪問するなど対処する。同情報は、クラウドサービスを通じ家族や友人にも共有される。
さらに入居者宅に温度湿度センサー、ドア開閉センサーを設置することで、同社社員が熱中症危険レベル、ドア開閉状況を確認。熱中症危険レベルが高い際には家族にも通知する。