神奈川県大和市、ひとり親世帯の安否確認
2017年12月05日日経新聞
神奈川県大和市は2018年4月から、ひとり親世帯などの親の安否確認サービスを始める。利用者が登録したアドレスに電子メールを毎日送信し、親の反応を確認する。2日続けて確認できない場合は親族など緊急連絡先に連絡する。ひとり親に万一の事態が起きた際に、乳幼児の安全を確保する狙いだ。
新サービスは「赤ちゃんまもるくん」。利用者は市のインターネットサイトで仮登録をした上で、自宅の賃貸物件の管理人や親族など複数の緊急連絡先などを郵送で提出する。電子メールに対する反応が2日続けてなければ安否に問題があったと判断し、翌日朝から緊急連絡などの対応を始める。
3歳の誕生日を迎えるまでの子供を持つ保護者が対象。ひとり親世帯の利用を想定しているが、両親の片方が海外出張などで長期間不在にする場合などの利用も可能だ。
市によると、同様の安否確認サービスは全国で初めて。同市は一人暮らしの高齢者を対象にした安否確認サービスも実施している。