ネスレ日本/コーヒーマシン活用した見守りサービス開始

2017年09月05日Maker News

 
ネスレ日本は9月5日、コーヒーマシン「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタi(アイ)」(以下、バリスタi)と専用タブレットをセットにした新IoTサービス「ネスカフェ コネクト」の申込受付を開始した。

同サービスは、利用者が「バリスタi」と専用タブレットを自宅にセットし、タブレット画面にいる「エージェント」に話しかけるだけで、コーヒーを淹れることができたり、離れて暮らす家族とのメッセージ送受信(設定したLINEアカウントとメッセージやり取りができる)や、情報検索などを全て音声で簡単に行うことができる。

スマートフォンなどを所有していない高齢者にも利用しやすい、日本で独自に開発した新しいサービス。また、顔認識技術によって利用者の顔を認識し、「エージェント」から個別にアクティブなコミュニケーションも行う。 タブレット画面にいる「エージェント」は、ソニーモバイルコミュニケーションズが開発した「ソニーエージェントテクノロジー」を使用している。

料金は、月額500円(税込)とコーヒー代(飲んだ分だけ)。コーヒーは「ネスカフェ ゴールドブレンド」のみ。

同日行われた事業戦略発表会で、高岡浩三社長は、「昨年発売したバリスタiは、Bluetooth機能を搭載し安否確認もできるとして、親子で購入するなど好評を得て、40万台を売り上げた。今回は、エージェントに話しかけるだけなので、操作が不要となり、さらに高齢者にとって便利になっている。単にコーヒーを売るのではなく、消費者の抱える課題へソリューションを提供し、イノベーションを起こしていく」としている。