水道メーター、独居高齢者の「異変」メール通知
2017年09月04日読売新聞
長野県企業局が今月から、一人暮らしの高齢者宅の水道の利用状況をもとに、離れて暮らす家族らに毎日、安否確認メールを送る試みを同県坂城さかき町で開始した。
同県によると、都道府県レベルでは初めて。
この試みは「高齢者元気応援システム」で、対象の独居高齢者世帯に通信機能を備えた水道メーターを設置。高齢者が朝に水道を使い始めると、「元気」でいることを意味する「使用開始を確認しました」とのメールが家族らに送られる。
一方、水の使用が8時間以上確認できなかったり、2時間以上続いたりすると、メールで「異変」を知らせる。メールを受けた家族が電話や訪問で無事を確認できない場合、代わりに地元の民生委員らが足を運んで安否を確かめる。