見守り支援システム「もりん」に低価格帯の「バイタルセンサー」が追加
2017年08月27日けあNews
ドーンコーラス合同会社は、8月23日、同社の個室型高齢者施設向け見守り支援システム『もりん』に、心拍数・呼吸数・体動量を検知する低価格帯の『バイタルセンサー』を追加したと発表した。
『もりん』は、複数の居室の状況をリアルタイムに一覧表示し、座位・離床・異常室温などの情報を検知して通知するシステム。『バイタルセンサー』追加と同時に、子機への電波の到達距離を伸ばす『中継機』も、ラインナップに追加されている。
心拍数・呼吸数・体動量をリアルタイムで一覧表示
ドーンコーラスは、2年半にわたる研究開発を経て『もりん』を商品化した企業。同社は、高齢者施設で最期を迎える人が近年増加し、いわゆる「看取り」の重要度が増していると認識。『バイタルセンサー』は、こうした状況の中で「心拍数・呼吸数・体動量も確認したい」という声を受け開発されたという。
『バイタルセンサー』は、複数の入居者の心拍数・呼吸数・体動量を、リアルタイムで一覧表示する。また、過去データも見やすいようにグラフにして表示し、心拍・呼吸が検出できなくなった場合には通知を行なう。非接触・非拘束型であるため、設置を入居者に意識させることもないという。
介護士の負荷軽減、入居者の安全・サービス向上
心拍・呼吸を確認できる『バイタルセンサー』は、入居者を起こしがちな夜間巡回の回数を減らすことができると、ドーンコーラスはする。『中継機』と共に、施設における介護士の負荷軽減、そして入居者への安全・サービス向上を、これまで以上に支援すると同社はしている。
また同社は『バイタルセンサー』の価格についても、介護保険に頼らずとも導入しやすい価格帯を設定。導入しやすいレンタルプランと、長期間の利用に適した販売プランを用意している。