八戸テレビがネット活用し新サービス
2017年06月17日北海道新聞
八戸テレビ放送(大久保修社長)は、IoT(コンピューターを搭載したモノ同士が連携する、ネットワーク上のインフラ)を活用し、自宅のさまざまな機器を外出先など離れた場所からでも操作ができるサービスの提供を始めた。同社によると、東北で初めての取り組み。
このサービスは同社と業務提携している、東京急行電鉄の子会社であるイッツ・コミュニケーションズ(東京)が手掛ける「インテリジェントホーム」サービスを活用。インターネットのプロバイダー事業も行っている八戸テレビは、ネットの新しい活用法を提供しようと導入を決定した。
スマートフォンやタブレット端末を、インターネットを介して屋内に設置してある通信装置(ゲートウェイ)に接続し、機器を操作する。外出先からのドアの施錠・解錠や、照明の点灯・消灯を操作・確認できるほか、カメラやセンサーによって、子どもの帰宅や安否も確認できる。
ペットの様子もチェック可能。また、1人暮らしの高齢者宅とつなげば見守りもできるようになる。
八戸テレビ放送企画室の上野由美子さんは「ネットを活用した新しいセキュリティー方式。ネット環境があればどこでも機器を操作できるのが魅力」と話した。
利用には工事費などの初期費用に加えて、通信装置1台につき月額基本利用料3002円と、各機器利用料がそれぞれ必要。問い合わせは八戸テレビ放送(0178-24-1111)へ。