高齢者見守り、テレビ電話で 杉並区

2017年03月08日日経新聞

 
 東京都杉並区は2017年度に、テレビ電話を活用した高齢者の見守りサービスのモデル事業を始める。民間に委託する見守りの担当者がテレビ電話で定期的に高齢者へ健康状態をたずねたり、困りごとの相談に応じたりする。

 異変を察知したときには、担当者は区役所と連携し対応する。IT(情報技術)により、高齢者支援の人手不足を補う狙いもある。

 モデル事業は今夏からをメドに、15世帯を対象に実施する。主にひとり暮らしの高齢者の自宅にシステムの導入を予定する。テレビ電話はボタンを1回押せば、担当者と連絡がとれる簡易な仕組みをイメージしている。システム導入時に高齢者の費用は不要という。