高齢者見守り支援システムが進化!ロボット IoT機器との連携で介護業務を担う
2017年02月20日けあNews
株式会社RTC(アール・ティー・シー)は株式会社生活革命と協力、これまで提供してきた、見守り支援プラットフォーム(スマートフォンと離床検知センサーを利用)の機能拡大を実施。
見守り支援プラットフォームでロボットとウェアラブルウォッチ(IoT)を連携させることが可能になり、介護施設においてトライアル実証実験も開始した。
見守り支援プラットフォーム
見守り支援プラットフォームでは、体動圧力を検知できるセンサーパネルにより、利用者の状態を検知する。
センサーの設置方法は簡単で、センサーパネル2枚をマットレスの下に敷くだけで大丈夫。部屋の施工が不要で、カメラも使わない為、プライバシーは守られる。利用者がベッドから離れようとすると、センサー内蔵型Wi-Fiモジュールがスマートフォンやパソコンに知らせる。
株式会社RTCと株式会社生活革命による今回の取り組みで、センサーが検知した信号は「コミュニケーションロボット」や「スマートウォッチ」を通じて、利用者へ通知することが可能に。
介護担当者が装着したスマートウォッチとPepperにより、入居者が離床(ベッドから離れること)したことを通知できるので、迅速な対処が可能になる。また、ロボホンによる声掛けの実施で、不要な離床の予防にもつながる。
質の高い介護の提供
高齢化社会を迎えた現代の日本では、介護従事者不足という問題も抱えている。その中で、施設は質の高い介護の提供を求められている。
株式会社RTCでは、利用者の安全や家族の安心、販売者にとっての安定供給、介護従事者を考慮した使いやすさ、施設経営者を考慮した安さをコンセプトに、見守り支援システムの開発に取り組んでいる。