会話機能付き見守りシステム- ワイエイシイエレックスが開発

2017年02月13日CBnews

 
 通信機器や監視システム機器の製造・販売などを手掛けるワイエイシイエレックス(兵庫県伊丹市)は、高齢者らの離床状態を検知し、介護者らに知らせる見守りシステム「Mi-Ru」(ミール)を開発し、販売を始めた。会話機能も付いたシステムで、主に特別養護老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などでの利用を想定している。

 「Mi-Ru」は、室内に設置された見守り装置が、高齢者らのベッドからの起き上がりや、ベッドの端に腰を掛けて足を床につけた「端座位」などをカメラで検知し、介護スタッフのモバイル端末に音と画像で通知する。情報を受け取った介護スタッフはその端末の画面で高齢者らの様子をモニタリングできるほか、装置に内蔵されたスピーカーやマイクを通じて声掛けや会話が可能。高齢者らのベッドからの転倒事故の防止や、介護スタッフの精神的な負担の軽減が期待できるという。

 装置の価格は30万円(税別)。このほか、システム構築に関する費用は応相談となる。