関電が高齢者見守りサービス 2月下旬から

2017年01月26日日経新聞

 
 関西電力は26日、高齢者の見守りサービスを2月下旬から始めると発表した。電気の使用量の変化や冷蔵庫の開閉状況から異変を察知して通知する。親世帯、子世帯ともに関電と契約し、同社のネット会員に登録する必要がある。電力小売りの自由化で競争が激しくなるなか、サービス向上で顧客をつなぎとめる。

 スマートメーター(次世代電力計)を使い、過去30日間のデータをもとに生活リズムを推定する。電気の使用状況に変化があると通知する。奈良県立医科大学と共同で仕組みを開発した。

 ソリッドアライアンス(東京・中央)と組んで冷蔵庫に専用機器をつけ、スマートフォンなどを使い開閉状況を知らせる仕組みも開発。3月3日にサービスを始める。