東京海上、見守り機器に孤独死保険 賃貸の家主向け

2017年01月09日日経新聞

 
 東京海上日動火災保険はベンチャー企業のセキュアル(東京・渋谷)と連携し、マンションやアパートなどの賃貸住宅の家主を対象に新サービスを始める。セキュアルが販売する高齢者の見守り機器に、入居する高齢者が孤独死した場合などに家賃収入などを補償する保険を付ける。

 セキュアルはあらゆるモノがネットにつながるIoTのベンチャーで、窓やドアに貼り付けるセンサーを販売している。窓やドアの開閉や衝撃を感知するとスマートフォンなどに連絡が届く仕組みで、高齢者の見守りに活用できる。

 清掃費や修繕費などの原状回復費用や、入居希望者が減って空き部屋になったり、家賃を引き下げたりして生じる損失を補償する。