「みまもりタグ」 優秀賞を獲得 介護や警備事業のノウハウを結集

2017年01月06日けあNews

 
ALSOKは、1月4日、同社の徘徊対策商品「みまもりタグ」および、専用靴を利用した認知症高齢者の見守りシステムが、日本経済新聞社主催の「2016年 日経優秀製品・サービス賞」において、「優秀賞 日経産業新聞賞」を獲得したことを発表した。

なお、日経優秀製品・サービス賞とは毎年1回、特に優れた新製品・サービスを表彰するもの。今回、243点の候補の中から最優秀賞18点、優秀賞23点が選出され、総計41点が受賞となっている。

「みまもりタグ」の特長

「みまもりタグ」は、同社の介護事業での知見と、警備事業で培った無線通信ノウハウを結集。小型軽量で、1年以上電池が持つ設計により、高齢者が携帯しやすい仕様としたほか、雨天等の周辺環境でも電波強度をできるだけ維持する仕組みも搭載した。

また、介護シューズのトップシェアを誇る徳武産業のノウハウを活かし、「みまもりタグ」を内蔵しても違和感が少なく、電波の減退も最小限にできる靴を開発。

さらに、専用アプリ「みまもりタグアプリ」では、位置情報の提供や捜索の依頼など、個人情報のやり取りをしなくても実現できる仕組みを採用したうえ、捜索時でも一気にサーバー負荷がかからないよう、スムーズに運用できるための工夫を凝らしたという。

近日発売予定

今回受賞した「みまもりタグ」について、同社は香川県さぬき市や福岡県北九州市の協力を得ながら、実証実験を行っている。

なお、近日発売予定であり、発売日が決まり次第、発表したい考えだ。