九州電力、電力計で高齢者見守り−福岡市と連携し社会実験
2017年06月07日日刊工業新聞
九州電力は、電気の使用状況を検知して高齢者の見守りに生かすサービス「みまもりサポート」の社会実験を、福岡市内で始めた。福岡市や福岡市社会福祉協議会と連携し、地域の活動に同サービスがどのように活用できるか検証する。1人暮らしの高齢者30人ほどを対象に、11月末まで実施する。
みまもりサポートはスマートメーター(通信機能付き電力量計)を活用し、電気の使用状況が普段と異なる場合、家族に電子メールで知らせる。実験は福岡市城南区別府校区で行い、異常を知らせる先を同校区の社会福祉協議会にして訪問や電話のきっかけにしてもらう。実験では見守られる側、見守る側双方の負担感やサービスの改善点などを調べる。