感情がわかる対話型ロボット「タピア」で高齢者の心のケアを

2016年8月04日けあNews


 MJIは8月3日、対話型コミュニケーションロボット「タピア」に、感情を理解する人工知能を搭載すると発表した。

 「タピア」とはMJIが開発したAIシステムを搭載したロボット。冗談を言ったり、音楽をかけたりしてリラックスさせてくれた機能や、遠く離れた人とビデオ通話を行う機能、出かけるときに天気情報を伝えてくれる機能などを搭載しており、ライフスタイルをサポートしてくれる暮らしのパートナーである。

 今回、新たにスマートメディカル社の音声感情解析技術Empathを搭載し、会話をしながら喜怒哀楽の感情を「タピア」が認識できるようになった。ユーザーの心の状態に合わせて、より適切な応対が可能になり、リラックス効果がさらに強化された。

 MJIでは機能が強化された新しい「タピア」を、サービス付高齢者住宅や介護施設などで、高齢者の見守りに活用する予定だ。感情認識技術の搭載によって高齢者の心のケアにも活用が期待される。

 さらに、家庭内でのメンタルケアなど、ヘルスケア分野においても「タピア」を積極的に販売していくという。