子ども・高齢者の見守りから遠隔診療サポートまで! 日本初の医療ホームロボット「シナモン」に期待

2016年7月28日techable


 海外では積極的に開発されている医療ロボット。いずれ日本でも、と願っていた矢先に登場したのが、この製品だ。

 「シナモン」は、国内初の医療ホームロボット。2014年創業のロボットベンチャー、ドーナツロボティクス製作による期待のツールだ。

共働き家庭の頼もしいサポーター

 「シナモン」の役割はまず、急増する共働き家庭のサポート。子どもや祖父母、ペットの見守りはもちろん、ガスの元栓確認といった屋内の安全チェックにも対応する。操作は家の中では声とタッチパネルで、外出先からはスマートフォンでコントロールできるようになっている。

 子どもの場合、両親の留守中にその様子を逐一撮影。親は外から「シナモン」を介して、子どもが今何をしているかを、見ることができる。

 離れて暮らす高齢の親との通信手段としても利用可能。簡単な会話もできるので、ストレス解消にもなる。

 対象がペットなら行動確認の他、自動給餌器での餌やりにも対応。旅行にでかけられない不自由さとも、おさらばできるというわけだ。最初は赤ちゃん のように無知な「シナモン」だが、順次追加される 新しい機能(有料アプリ)を ダウンロードすれば、ユーザー専用のパーソナルロボットにも成長させられるのだそう。

医療分野への導入めざし鋭意実験中

 現在は当初目的でもある予防医療のツールをめざし、病院の検査データ転送サービスや、遠隔診療に携われる機能に着手している最中。医療分野への本格的な導入に向けて、現在鋭意実験中だ。

 Makuakeで公開された本品。目標金額はすでにクリア。10月25日まで掲載されるので、支援者はまだまだ増えると予測される。製品のプレオーダーは、1万9800円から受け付け中。