屋外の電柱にIoTゲートウエーを設置して「みまもり」
ぷらっとホームと日東工業が共同開発
2016年6月22日日経テクノロジーonline
ぷらっとホームと日東工業は、屋外でのIoT(Internet of Things)システム構築向けに「屋外IoT・監視システムボックス」を共同開発した。
今回の製品は、日東工業の屋外向け筐体「プラボックス」と、ぷらっとホームの汎用IoTゲートウエー「OpenBlocks IoT」を組み合わせたもの。同筐体は、電波透過性のよい高強度・難燃性の樹脂を採用し、防水・防塵性と内部機器熱対策が施されている。OpenBlocks IoTは、国内の主要通信会社に対応した各種通信機能と、ビーコンデータの取得等に対応した各種無線通信機能を備える。
両社は導入例として、BLE(Bluetooth Low Energy)ビーコンを用いた「みまもり」システムを提案している。街路灯に今回のボックスを使ったビーコン受信機を設置し、子供や高齢者などの見守り対象者が身に着けたビーコンの電波を受信する。情報はクラウドで処理され、対象者がいつ・どこにいたかを保護者などの見守り担当者がアプリケーションを使ってリアルタイムに把握する。
街のみまもりシステムは、「街のデータを利活用する最初のデータプラットフォーム」とし、今後登場する自動運転車の移動補助や防災へのビッグデータ活用など、さまざまな「街のデータ」を活用したソリューション展開を狙う。