カラテの新極真会など、「九州スポーツ電力」を設立 共同出資者も募集予定

2016年3月02日環境ビジネス

 全世界空手道連盟新極真会 福岡支部(福岡県福岡市)、リーフラス(東京都中央区)、日本ライフサポート(福岡県北九州市)、スマートテック(茨城県水戸市)の計4社は、共同出資により、2016年1月15日に九州スポーツ電力(福岡県福岡市)を設立したことを、3月1日に発表した。

 同社は、九州地方のスポーツ振興を目的とし、九州地方の家庭を含む低圧需要家、および事業所を中心とする高圧需要家に向けて、地域に根ざした電力小売り事業を、4月1日から行う。

 同社の設立の背景には、新極真会と、スクール事業やヘルスケア事業を行うリーフラスの、地域に根ざした安全な電力の販売を通じて、九州における空手・サッカーをはじめとするスポーツをさらに普及・促進させたいという構想があった。

 そこで、同地方を中心に再生可能エネルギーの普及促進を展開する日本ライフサポート、茨城県水戸市で「水戸電力」を設立した総合エネルギー事業者であるスマートテックと協力し、同社の設立に至った。

 同新会社は、「九州地方の皆さまにエネルギーでよりそい、スポーツで世界へ」をテーマとして掲げ、事業収益の一部を同地方のスポーツ振興事業に還元していく。同スポーツ振興事業では、空手やサッカーをはじめとして、青少年が対象のスポーツの教室・大会の開催、および主に高齢者が対象のスポーツなどを通して、生きがいや健康づくりを行う「スポーツ福祉」のモデル形成を目指す。

 また、オリジナルのHEMSをカスタマイズして、高齢者見守り、電子クーポン他、地域の活性化を目指したサービスも提供して行く予定だ。

 なお、同社の株主は、前述の4社だが、今後、共同出資者を募るかたちで事業の運営を行う予定だ。また、同社の初年度の電力販売による売上高は、5億円を見込む。