電力全面自由化前に九電が新料金プラン発表 鹿児島県

2016年1月15日日テレNEWS24


 今年4月に始まる電力の全面自由化で、私たちが選ぶ電力の購入先は増えることになる。これを迎え撃つ九州電力は15日、新しい料金プランを発表した。

 家庭向けのプランでは、30から40アンペアの契約で月に350キロワット時以上使う家庭の場合、料金がこれまでより約2%安くなる。例えば、月に500キロワット時使う場合これまでより162円安く、さらに2年の契約を結んだ場合には年間で約2500円安くなるという。

 この他、オール電化を取り入れ夜間に電気を多く使う家庭向けのプランや、使用量の多い商店向けのプランを新設した。九州電力鹿児島営業センターの江﨑明法センター長は、「料金だけではなくさまざまなサービスを提供し、最終的には九電を選んでいただけるよう営業活動をやっていきたい」と話した。

 他社との料金競争の加速が予想されることから九電では、電気の使用状況から高齢者の安否を確認するなど、新たなサービスを検討している。新料金プランは15日から受付が始まり、ホームページで試算できる。