高齢者の見守りCMを放送 福岡県など
2016年11月03日けあNews
福岡県は10月28日、九州の各県と山口県が共同で、高齢者の見守り意識を高めるためのCMを放映すると発表した。
ひとり暮らし高齢者や認知症の人などが住み慣れた地域で安心して暮らすためには、地域全体での温かい見守りが不可欠だ。
そこで九州・山口各県は、九州地方知事会と経済団体とで構成される「九州地域戦略会議」において、「多重的見守りネットワーク九州・山口モデル構築プロジェクト」に取り組んでいる。
今回放映されるCMもその一環として行われるもので、「見守り支え合うことの大切さ」や、「誰もが見守りの主体となれること」をアピールする。
内容は、街をうなだれて歩く高齢者とすれ違った母親と子どもが、その高齢者に声を掛けることで笑顔を取り戻すというもの。15秒間の短いCMだが、“存在が希薄”だった高齢者が、地域の人たちからの見守りや声掛けで、“笑顔”と“存在”を取り戻せることを伝える。
CMの放映に併せて11月14日~22日まで、福岡県庁のロビーにてCMの放映と、見守りの事例を紹介するパネル展示が行われる。