2016年10月16日けあNEWS

　
　株式会社神戸デジタル・ラボが「第43回国際福祉機器展H.C.R.2016」で「Wi-SUNを活用した高齢者見守りシステム」について解説した。国際福祉機器展は12～14日に東京ビッグサイトで開催された。

「Wi-SUNを活用した高齢者見守りシステム」とは

　「国立研究開発法人情報通信研究機構」が開発している認知症高齢者の徘徊を見守る地域を支援するシステムである。

　見守り対象の高齢者が持っている小型Wi-SUNの情報と複数いる捜索協力者のスマートフォンの位置情報とを基に高齢者と出会う可能性が高い捜索協力者を選び出す。その捜索協力者のスマートフォンに捜索協力依頼情報を通知する。地域での声掛けを促し、徘徊による行方不明者の早期発見が目的である。

解説内容

　神戸デジタル・ラボはこのシステムの見守り対象者と捜索協力者の位置情報と出会う可能性の高い捜索協力者を見つけ出す部分に対して研究開発支援をしている。

　国際福祉機器展では神戸デジタル・ラボが「固定／モバイルWi-SUNルータによる収集情報の可視化」「想定徘徊高齢者の位置と捜索協力者の位置のマッチングによるターゲッティング型の捜索協力依頼の仕組み」「今後の戦略、ビジネス展開の展望」について解説した。