一人暮らしの高齢者を見守るサービスの実証試験を実施 横浜市

2016年9月28日けあNews

 
 京浜急行電鉄は京急リブコと共同で、「居住者見守りサービス」の実証試験を実施する。

 9月29日から来年の8月31日までの約1年間、京急電鉄が分譲した横浜市南区のマンション「京急シティ上永谷Lウィング」の入居者のうち、13世帯を対象に行う。

 超高齢化社会が進み、2035年には3人に1人が高齢者、一人暮らしをする高齢者の割合も4割近くに達すると予測される。

 このような状況に対応するため、京急グループは昨年度から住生活支援事業の強化を進めている。今回の実証試験もその一環として、「居住者見守りサービス」の実用化に向けて行うもの。

 実証試験では対象となる住居に「スマートコンセント」、「人感センサー付きライト」、「受信機」を設置。

 日常で使う家電製品などの使用状況をモニタリングすることで、日常の見守りを行う。また、使用時間など設定値を超えた場合には、家族などにメールで知らせるサービスも提供する。

 今後は実証試験で得られた結果をもとに、異常を感知したした際の住居への駆けつけサービスなどの拡充を含め、より利用しやすいサービスの実用化を目指す。