鍵の閉め忘れ、一目で判別…不安を解消 確認グッズ、県営住宅に配布

2016年9月18日埼玉新聞

 
 県営住宅の管理を代行している県住宅供給公社は今月から、施錠・開錠の状態が一目で分かり、外出先などで玄関の鍵の閉め忘れを確認できるグッズを入居者に配布する。

 同社によると、グッズを玄関の鍵に取り付けて解錠すると、表示窓がオレンジ色に変わり、鍵の施錠・開錠が確認できる。外出先で鍵の閉め忘れに対する不安を解消するとともに、空き巣被害対策にも有効としている。

 日頃から防犯活動に熱心に取り組んでいる浦和細野団地(さいたま市南区)など4団地の497戸に配布し、今後は入居者の声を聞きながら、配布対象の団地を拡大していくという。

 県内にある県営住宅は、320団地で約2万8千戸(4月1日現在)。同社は、主に高齢者を対象にした見守りサポーター制度や、電話による安否確認、緊急通報装置の設置などのサービスを行っている。また県営住宅自治会による防災活動への助成や、自動体外式除細動器(AED)の設置を進めている。