クラウドファンディング家電〜スマホで遠隔操作して家の中を動き回れる防犯/見守りロボット「シナモン」

2016年9月07日家電Watch


 ロボットベンチャー企業・ドーナツ ロボティクスは、高齢者や子ども、ペットの見守りに最適なロボットとして開発中の「シナモン」を、クラウドファンディングサイト MAKUAKEで資金を調達中。現在、目標金額の120%の支援金を達成させた。

 MAKUAKE内での早期予約価格は99,800円(別途月額使用料が必要)。予約分は、2017年8月までに発送予定で、その後は一般販売される(125,000円)。

 シナモンは、外出先からはスマートフォンのアプリ操作で、部屋の中を動かすことが可能。内蔵カメラやマイク、スピーカーを使い、留守中の子どもなどを確認したり、話をしたりできる。

 「防犯カメラ」モードに設定すれば、音と動きを感知すると外出中のユーザーに知らせてくれる。また、対応の血圧計をかざすだけで健康データが転送され、シナモン内で管理するメディカル機能を搭載。汎用度の高いロボットとして注目されている。

 上記機能のほかに、例えばユーザーである高齢者が、シナモンと何日も会話をしない場合は家族に知らせる機能や、遠隔診療や24時間対応の医療相談サービスなどのメディカル機能を提供する予定。

 その他、シナモンに話しかけることで、家の家電を操作できるようにするなど、汎用性を広げていく計画だ。

 本体サイズは220×330mm(幅×高さ)。アダプターとバッテリーにより駆動する。対応スマートフォンは、Android。現在iOS用アプリも開発中。