NTTドコモ、高齢者向け見守り「おらのタブレット」を提供開始
2015年5月30日介護ニュース
株式会社NTTドコモは、全国の法人・地方自治体向けに、高齢者向けの見守りソリューション「おらのタブレットTM」を、2015年6月1日から提供を開始した。
法人や自治は、高齢者の日常生活にかかる情報や災害情報などを、分かりやすくタブレット内のアプリで提供する。
高齢者が血圧や歩数など、簡単に入力できる機能を用意することで、健康管理も自治体と連携して行うことができる。また、メールの開封通知などで安否確認を行うことも可能だ。
このソリューションは、長野県大町市と天龍村の両自治体で、一年以上にわたり、住民の意見を反映し独自に開発された。
具体的には、メール機能はATM(現金自動預け払い機)の操作画面のような画面の案内に従い、ボタンやキーを押す流れになっている。タブレットの画面上に表示される選択肢は3つまでとし、選択しやすいように設計されている。
また、文字の入力方法は五十音、手書き、音声入力などに対応しており、文字入力やキー操作が苦手な高齢者でも簡単に操作できるように配慮している。
さらにタブレットを毎日楽しく使えるように、画面にキャラクターを採用し、背景として表示される掛け軸の格言を日ごとに変化させるなど、毎日変化のあるホーム画面が開発された。
メールアプリ、健康管理アプリ、脳トレアプリのほか、一般アプリも利用可能だ。