高齢者見守り兼ねた弁当配達を悪用 90歳女性宅から200万盗んだ35歳男逮捕

2015年12月31日産経新聞


 見守り事業を兼ねて弁当を配達した高齢者宅で現金200万円を盗んだとして、和歌山県警和歌山岩出署は31日、住居侵入と窃盗の容疑で和歌山県岩出市の弁当配達業、寺田誉之容疑者(35)を再逮捕した。「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。

 再逮捕容疑は11月6日から今月14日までの間、紀の川市の女性(90)の家に侵入し、現金200万円が入った封筒を盗んだとしている。

 同署によると寺田容疑者は今年の4月から、紀の川市の弁当配達による高齢者見守り事業を委託をされていたという。今月11日にも、別の高齢者宅で弁当を配達した際に財布から現金を盗み出そうとしたとして、窃盗未遂事件で逮捕されていた。寺田容疑者の自宅からはほかにも約400万円の現金が見つかっており、同署は余罪があるものと見て調べている。