ひとり暮らしの高齢者が望む見守りサービスとは?
2015年10月24日けあNews
コミュニケーションパートナーは10月22日、高齢者向けの「朝の対話による見守りサービス」を開始すると発表した。
内閣府が発表した「平成27年版高齢社会白書」によると、65歳以上のひとり暮らしの高齢者は年々増えており、1980年では88万人だったが、2010年には約480万人と大幅に増加している。
ひとり暮らしの高齢者が日常生活の中で最も不安を感じるのは「健康や病気」に関することだが、このほかにも「社会的孤立」が、ひとり暮らしの高齢者の大きな課題として指摘されている。
ちょっとした用事を頼める人がいない、気軽に相談できる親しい人がいないといった高齢者も多く、地域コミュニティから阻害されているケースも見られる。
24時間、電話健康相談も提供
このような状況を背景に、多くの企業が高齢者の「安否確認」や、モバイル端末を活用した「見守り情報の配信」などのサービスを手がけるようになった。しかしこれらの殆どのサービスが機械によるモニタリングで、人と人とのコミュニケーション不在の対応となっている
そこで、コミュニケーションパートナーでは、「対話」を重視したサービスの提供を決定した。ひとり暮らしの高齢者を対象に、担当スタッフが午前中に直接電話で会話をしながら、体調などを確認するマンツーマンサービスである。
センサーなどの機械は使わず、毎日(土日祝日を除く)同じ担当者が電話をかけて、健康状態を確認する。24時間365日、医師や看護師による電話健康相談サービスが利用できるも特徴だ。
高齢者が求める、何げない日常会話を提供しながら見守る「朝の対話による見守りサービス」。提供開始は、11月1日から。