介護予防・生活支援サービス市場 25年に1兆3000億円

2015年6月18日日経新聞

 シード・プランニングは、介護予防と生活支援サービス市場に関する調査の結果を発表した。

 今回の調査は、家計調査や事業者へのヒアリングに基づき、サービスごとの市場規模を推定。団塊の世代が75歳を迎える2025年に焦点を当て、介護予防・生活支援サービス市場の「市場の変化と企業動向」「市場規模予測」「需要拡大と新潮流」を探った。調査期間は2014年11月~2015年5月。

 介護予防・生活支援サービスの市場規模は2014年度で6800億円の見通し。各サービスの市場規模は、「外出支援サービス」の割合が最も大きく約65%を占め、以下「在宅配食サービス」「緊急通報・見守りサービス」と続く。

 今後、高齢者人口と高齢者世帯の増加に伴い市場は拡大し、2025年の市場規模は2014年度の約1.9倍に当たる1兆3000億円に迫ると予想した。市場は外出支援サービスや在宅配食サービス、運動機能訓練などの機能向上サービスが牽引するとみており、なかでも外出支援サービスは60%弱を占めるという。

 今回の調査結果の詳細は、調査研究レポート「介護予防・生活支援サービス市場の新潮流と企業の取り組み ~介護保険サービスと周辺サービス市場の動向~」として販売される。