電力ビッグデータで「高齢者の見守りサービス」など実証実験
2015年5月07日ITmedia エンタープライズ
KDDIは5月7日、三重県桑名市で電力ビッグデータを活用した実証実験を5月中旬から開始すると発表。全国の約1万4000世帯のモニターから得られる電力ビッグデータを活用して「電力の見える化」や、各家庭の特徴に合わせた「節電アドバイス」などを提供する。
また、実証実験ではサービス提供事業者を通じて「テレビのデータ放送との連携サービス」「高齢者の見守りサービス」「地域商店街への来店促進サービス」といった生活を便利で豊かにするための支援サービスも提供する。
KDDI研究所の解析技術を使って電力ビッグデータを分析すると、電力消費パターンの統計情報から「子どもや高齢者有無などの世帯属性や、起床や就寝に関するライフスタイルや状況などを推測することができる」という。
なお、同研究所では電力データの提供を各モニターが設定できる「プライバシーポリシーマネージャー」もあわせて提供。プライバシーの保護に配慮する。この実証実験は、経済産業省「大規模HEMS情報基盤整備事業」の一環として行われる。