一人暮らし高齢者へ通報装置/高松市が利用訴え
2015年4月03日四国新聞
高松市は4月から、一人暮らしの高齢者らに通報装置を貸し出し、急病や災害時に活用してもらう事業をリニューアルした。定期的な安否確認や24時間体制の健康相談に加え、ニーズに応じてサービス内容を選択できるのが特徴で、広く利用を呼びかけている。
リニューアル後の名称は「市あんしん通報サービス」。対象は一人暮らしの高齢者や重度身体障害者らで、自宅に設置した装置のボタンを押せば、登録事業者のコールセンターにつながり、オペレーターが救急車の出動などを要請する。
希望者は市に申請後、登録事業者5社のうち1社を選んで契約。各社共通のサービスとして▽緊急通報▽24時間対応の健康・日常相談▽月1回の安否確認-の三つが受けられるほか、携帯型の通報装置を選んだり、家族へのメール連絡、緊急時の駆け付け業務など各社独自のサービスを選択できる。
月額利用料は、市民税の課税状況に応じて300円、500円、2042~2300円に分類。生活保護世帯は無料。対象要件を満たしていない市民も2300円程度で利用可能。問い合わせ、申し込みは長寿福祉課〈087(839)2346〉。