NTTデータ、ロボット活用し高齢者支援の実験

2015年3月25日MdN Design Interactive

 NTTデータは24日、社会福祉法人東京聖新会、一般社団法人ユニバーサルアクセシビリティ評価機構との共同で、コミュニケーションロボットによる高齢者支援サービスの実証実験を行うことを発表した。実験は25日に開始される。

 同実験は、東京聖新会の運営する西東京市の特別養護老人ホームに入居している高齢者を対象とし、1人1台ずつ用意されたコミュニケーションロボットが高齢者と直接対話し、安否確認や転倒予防、服薬確認などの見守りを行う。高度な音声対話技術によって、利用者とロボットの対話促進や声がけを進めると同時に、利用者の音声データ、離床センサー、人感センサーのデータを、NTTデータのクラウドロボティクス基盤に転送・解析し、利用者の生活状況を認識するという。

 実験は5月29日まで約2カ月間実施の予定。同社は実験結果をもとに、高齢者を対象とした見守りや健康管理、認知症早期発見などの高齢者支援サービスのソリューションを実用化し、日本国内への展開、地域包括ケアシステムの構築を進めていきたいとしている。