日本カード、「高齢者向け見守り機能搭載」のポイントシステムをスタート

2015年2月18日財経新聞

 商店街のポイントカードシステムを開発する日本カードは18日、商店街振興と地域住民との連携、安心・安全の街づくりを推進すべく、「高齢者向けの見守りポイント」機能を持つ「ダイヤスタンプカード」を開発したと発表した。2月23日(月)より東京都世田谷区にある「烏山駅前通り商店街振興組合」(以下、えるもーる烏山商店街)にて導入開始する。

 同社によると、「ダイヤスタンプカード」は、専用アプリケーションを搭載した最新型ICカード端末機をベースに、商店街や専門店街向けに特化したオンラインシステム。買い物客の買いまわりデータを活用した顧客管理のみならず、商店街が企画する販促活動との連動が可能であるうえ、全加盟店のポイント精算業務も効率的に行なうことができるという。

 このポイントカードは従来の買い物ポイント以外にも、様々な特長的な機能がある。新たに取り組む「高齢者向けの見守りポイント」は、烏山管内の一人暮らしの65歳以上の高齢者を対象とした地域の高齢者見守り機能で、商店街がプラットフォームになって地域の安心・安全に寄与する。

 また、駅周辺の清掃活動に対する「ボランティアポイント」やPETボトルの「リサイクル回収ポイント」、駐輪場における「マナーポイント」などは街の環境改善に広く貢献すると共に、笑顔せたがやの「相談ポイント」、一部金融機関における「預金ポイント」などは、えるもーる烏山商店街ならではの特長的なポイント機能として継続して運用していく。(町田光)