日本初の見守りサービス「otta」をリリース

2014年11月21日けあNews

 位置情報サービスの企画・開発・運営などを行う株式会社ottaは、Beacon技術を活用し位置情報を記録・通知する見守りサービス「otta(オッタ)」を提供することを発表した。

 まずはクローズドベータテストとして社会的実証実験を開始し、本格的なサービス開始を2015年4月に予定している。

 昨今、児童や高齢者をはじめとする社会的弱者が誘拐や行方不明などのトラブルに遭遇する事案が多く発生している。

 株式会社ottaでは、このようなトラブル遭遇時にいち早く異変に気づくこと、トラブルを防止することを目的としてこの「otta」の開発を2013年から進めてきていた。

 見守りサービス「otta」は、Beacon(Bluetooth Low Energy)の技術を活用した専用端末を持っている人が、本サービスを利用する不特定多数のユーザーが所有するスマートフォンと通信することにより位置情報を記録。

 また、保護者が確認したい場所や時間を登録しておくと位置情報を通知する機能も有する。

 これらの機能により、端末所持者の行動記録が可能となり、万が一の事態でも迅速な対応につながり、異変にもいち早く気づくことができるという。

 第1弾として提供する製品は、児童向けとなる防犯ブザー付き見守り端末“otta.b"だ。

 携帯電話を利用して位置情報を追跡するサービスはあるが、小学生における携帯電話の普及率は約30%といわれており、多くの人が「まだ携帯電話は早い」「金銭的な問題」といった理由で広まりづらいのが現状だ。

 “otta.b"は防犯に特化した製品であり、かつ既存のサービスに比べて費用負担も大幅に安くすむため、現在そういったサービスを利用していない人にこそ使用してほしいという。