遠くに住むお年寄り、これからはテレビで見守れます
2014年11月20日DMM NEWS
テレビの新たな活用法として、徳島県、四国放送、日本テレビが発表した災害対策・高齢者対策事業が『JoinTown』です。これを使えば、離れて暮らす家族とのコミュニケーションや、災害時の避難指示・安否確認もテレビを通して行えるようになるのです。
JoinTownで見守られる側の操作はスマホやPCでなく、高齢者にもなじみの深いテレビだけで完結します。見守る側の家族はスマホ・タブレットで写真を送ったり、メッセージを送信することができます。
メッセージの送信側があらかじめ返事をいくつか用意しておくことで、文字入力が苦手な高齢者でもテレビのリモコン操作で返信が簡単。また、なにか困りごとがあった時にはテレビからの相談コール(コールセンター)をかけることもできるのです。
テレビを軸にしたサービスならではの独特な安否確認の仕組みを持っていて、利用者のテレビがずっとつきっぱなしだったり、逆に長時間ついていなかったりといった記録を安否判断に利用します。
万が一の災害時にはテレビから避難呼びかけを行う機能も。JoinTownでは加入者のテレビごとに個人登録を行うため、この時テレビには「◯◯さん、△△避難所に避難してください」といったようにパーソナライズしたメッセージを発信できるのだそう。
現在は先着5,000名限定の無料モニターを募集中で、スマホ側のアプリはiOS、Androidともにすでに配信中です。ただしテレビ側はまだ徳島県と一部の限定された地域のみで利用可能とのことですので要注意。他の地域にも広がってほしいというユーザーも多そうなサービスですね。今後の展開に期待です。