九電工、高齢者見守り事業開始へ

2014年11月06日読売新聞

 九電工は5日、独り暮らしの高齢者らを対象にした「見守りサービス」事業を、12月から福岡、北九州市で始めると発表した。

 運営は、介護施設経営の創生事業団(福岡市)と折半出資で設立した新会社が行う。事業エリアは来年度中に九州全域に拡大し、利用者は来年6月までに3000人、3年以内に1万人を見込んでいる。

 サービスは、利用者が専用携帯電話のボタンを押すと、24時間態勢のコールセンターにつながる仕組み。基本料金は月2480円(税別)で、スタッフが健康や悩み事の相談などに応じる。体調不良などの緊急時は警備員らが自宅に急行するほか、家事手伝いや家電修理といった生活上の支援も行う。これらには追加料金がかかる。

 九電工は今後、介護保険法に基づくデイサービスや、有料老人ホーム経営など、高齢者・介護事業を展開する計画だ。