YUWA、ヘルスケア機器向けブルートゥース4.0対応ゲートウェイを実用化

2014年08月07日朝日新聞

 YUWA(東京都港区、朴元浩社長、03・6447・4262)は、ヘルスケア機器のデータ通信を効率化できるブルートゥース4.0対応ゲートウェイを実用化した。無線通信規格「ブルートゥース4.0」を利用した体温計や体重計などの測定値を常時受信できる。

 データ受信用のスマートフォンやタブレット端末を起動しなくても複数機器のデータを自動収集することが可能。ヘルスケアデータ関連サービスを充実したい企業に提供する。初年度1万台の受注を見込む。

 YUWAが投入する「IoTゲートウェイ」は病院、介護施設、自宅などに設置済みのルーターに接続するだけで使用できる。ブルートゥース4.0対応のヘルスケア機器はパソコンやスマートフォン、タブレット端末にデータを無線通信し、専用アプリなどで測定結果を閲覧する。

 IoTゲートウェイは複数機器を混在させて使用しても、それぞれのデータを常時受信し、ルーター経由でデータ転送する。測定する度にヘルスケア機器とパソコン、スマートフォン、タブレット端末を連動させる必要がない。

 ゲートウェイとドアセンサー、人感センサー、アラーム警報器を通信させた高齢者見守りサービス、機器の遠隔管理サービスなど各種事業に応用できる。

 ブルートゥース4・0は省電力で無線通信できるのが特徴。ヘルスケア機器メーカーはブルートゥース4・0を利用し、体温計や血圧計、血糖値計、体組成計、ウエアラブル端末などにデータ通信機能を組み込む動きが活発化している。

 YUWAはゲートウェイのほか、製品に組み込む無線通信モジュールなど関連機器も提供していく。