日本初、ビーコンを使った見守りサービスを開始
2014年08月06日介護ニュース
ベイシスイノベーション株式会社と株式会社佐賀新聞社は、10月から共同で「見守りエビスプロジェクト」を開始する。
認知症の高齢者の徘徊(はいかい)や、子どもが巻き込まれる犯罪の防止に、地域社会の見守りの重要性が高まっている。
「見守りエビスプロジェクト」は、対象地域の65歳以上と小学生以下に小型の電波発信器「ビーコン」を無償で配布し、電波を感知する専用機器で位置情報を把握する実証実験である。家族はウェブサイトから子どもや高齢者の行動記録を確認することができる。
また、1人暮らしの高齢者200人の、自宅のドアにビーコンを取り付ける。ドアに長時間動きがない場合にはベイシスイノベーションのコールセンターから最寄りの販売店へ連絡が行くしくみだ。
同プロジェクトは、佐賀新聞の創刊130周年記念事業として、佐賀新聞社と佐賀新聞文化センター、ベイシスイノベーションが共同で実施するもの。
実証実験は来年3月末まで行い、システムやメール配信の稼働を確認するとのこと。 地域に密着した新聞販売店の機動力を活かし住民生活の安心感向上につなげることが目的だとしている。