高齢者見守りネットワーク:協定結ぶ セブン−イレブンと安房4市町 /千葉

2014年06月28日毎日新聞

 県内で約900のコンビニエンスストアを運営するセブン−イレブン・ジャパン(本社・東京)は26日、高齢化率が高い安房地区の3市1町(館山、鴨川、南房総各市、鋸南町)との間で「高齢者見守りネットワーク」の協定を結んだ。

 同社は安房地区に30店舗があり、「買い物弱者」になりがちな高齢者世帯への配達事業などを通じて安否確認など、市や町と連携した「見守り」事業を支援する。同社が県内の自治体とこうした協定を結ぶのは初めてという。4市町もそれぞれ30を超す団体などと個別の「見守り協定」を結んでいるが、コンビニ業界との締結は初めて。

 館山市であった合同調印式で同社の内竹善哉・千葉ゾーンマネジャーは「高齢化が進み、買い物に困っているお年寄りは増えている。市町村や他業種とも連携を深め、見守り事業を進めていきたい」と話した。【中島章隆】